ショーツ概論

2007年02月01日

ショーツとは

 ショーツ(Shorts)は、日本では女性用の下ばき(ランジェリー)の一つである。女性が直接身につける下着の名称として使われている。

 英語の“ shorts”は通常,半ズボンやあるいは男性の下着をさす。パンティという名称もあるが,この呼び方は「響きがいやらしい」として、若い女性には忌避されることが多い。

 ショーツは、一般に前身ごろに比べて後ろ身ごろには伸張性が必要なので、前身ごろには、天竺、ベア天竺、フライスやトリコットを、また後ろ身ごろには、綿ポリウレタン混紡のストレッチ天竺、フライス、ツーウェイトリコット、パワーネットなどが使用される。

 繊細ないしセクシーなテーストのものでは、「透け感」を与えるためチュールネット、オーガンジー、パワーネットなどが、また、光沢感を与えるため、サテンやシルクなどが用いられる。

 また、しなやかな手触りをもつ、極細繊維糸を用いたマイクロファイバー素材のものもある。クロッチの裏地は衛生面上(おりもの・尿などで汚れやすい事から)、木綿である場合が多い。

 男性の下着は子どもも大人も大きな違いはないが,女性の下着は全く違う。身体の成長に伴い,着用するショーツの種類も変化する。それらは大まかに次の3種に分類される。


1) 幼児期 女児用ショーツ時代

生地は木綿がほとんどで「子供用パンツ」「お子様パンツ」などと呼ばれる。
人気アニメのキャラクターなどをあしらったものもある。


2) 思春期 ジュニアショーツ時代

 身生地の素材は、綿100%かそれにポリエステル、ポリウレタンなどを混紡する。ナイロンは大人用とは異なり通常使われない。形は、お尻全体を覆うフルバックタイプで、はきこみが深めである。保護、保温、吸汗など下着の基本機能に忠実で清潔感を重視する。


3) 成人女性 ランジェリー時代

 成人女性は多彩な種類のショーツを着用する。男性のブリーフやトランクスと違って, その種類は多岐に分かれている。また,多くの女性が,生理時にはサニタリーショーツという機能性を重視したショーツを着用する。
 

以下,次章より,それぞれのショーツについて詳しく分析していくことにしよう。


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2007年02月02日

女児ショーツ

 女児ショーツとは、女性用の下ばきであるショーツのうち、第一次性徴期の女子向けのショーツである。下腹部の保温性を高めるためにはき込みは比較的深く、素材はメリヤス製の綿100%の製品が量産されている。

 寸法は、身長別で区分をする。日本では90、95、100、110、120、130、140、150、160、165のサイズ表示が一般的。「子供パンツ」「お子様パンツ」などと呼ばれて萌えやフェティシズムの対象となる事もある。

 終戦直後は,ほとんどは白色の製品しか製造されなかったが,最近では,白無地は減り、色物、柄物が増加した。可愛らしいプリント物やアニメキャラクターが描かれたものなど多岐に渡る。下着メーカーのみならず、玩具メーカーがキャラクター商品として販売している物もある。

 乳幼児期に当たる90~110のサイズでは、おむつが完全に取れていない場合も多い事から男女児問わず紙おむつあるいはおむつカバーの上から重ねばきする事もある。女児用のものは男児用に比べて足口ゴムが詰まっているため、場合によっては男児でも使用する場合もある。また幼稚園や保育園等の保育所では、大小便を漏らしたアクシデント時の着替えに男児用・女児用問わず適当に替えのものをはかせる施設もある。

 第二次性徴期になるとヒップが大きくなってくることから、身長別で区分する女児ショーツでは窮屈になったり、成長の妨げになることからジュニアショーツに移行する。特に,小学校高学年から中学生に当たる160、165サイズでは、婦人用Mサイズとほぼ同等の寸法のため、この世代では次章以降で述べるジュニアショーツをはじめ、婦人用ショーツに移行していく場合が多い。

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2007年02月03日

ジュニアショーツ

 ジュニアショーツとは、第二次性徴期の女子が着用するショーツである。ジュニアショーツは、大きくふっくらと成長していくヒップの保護及びヒップの成長の妨げにならない機能を持っている。

 ジュニアブラジャーとデザインがおそろいのペアショーツとしての位置づけが大きい。形は、お尻全体を覆うフルバックタイプで、はきこみが深めである。保護、保温、吸汗など下着の基本機能に忠実で清潔感を重視する。また、繰り返しの洗濯に耐えるよう、少々厚めの生地が使われることもある。

 デザインは、幅広アウターゴムのユニセックス的なものからガーリッシュなパステルカラーのプリントや生地、ポップなプリントものまでさまざまである。装飾は小さな刺繍、リボンやアプリケをあしらえたり、レーステープでウェストや脚口をトリミングするなどで、通常のペアショーツの装飾と比較して限定的である。

 身生地の素材は、綿100%かそれにポリエステル、ポリウレタンなどを混紡する。ナイロンは大人用とは異なり通常使われない。「透け感」や光沢感のある素材も、清潔感を損ない、日常の洗濯を困難にするので、使用されない。生地は、ストレッチ天竺、フライス、リブ、スムースなどが基本で、針抜き柄、ジャガード編み柄やワッフル、ダブルガーゼ、杢糸などで表情をつける場合もある。多彩なデザインがあるが通常は見せパンとしては使われない。

 また,この時期の女子は生理が始まることから,ジュニア用のサニタリーショーツもある。これはジュニア世代の特性を意識して以下のような配慮がなされたショーツである。

・ナプキンの携行に便利なようにポケットがついている。
・体型に合わせてクロッチ部分をやや細めにする。
・学校での座り姿勢やスポーツに合わせて、クロッチの後ろ側を長めにする。
・保温を重視して、はきこみを深めにする。

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2007年02月04日

成人女性用ショーツ

 小学校高学年から中学生になると,成人女性のMサイズとほぼ同等の寸法のため、この時期ににジュニアショーツや婦人用ショーツに移行する場合が多い。本格的な成人女性のショーツを着用するのは,高校生になってからが最も多いと考えられる。

成人女性用ショーツは、前身ごろと後ろ身ごろ、それをつなぐクロッチ(股布)というシンプルな構成だが、以下のような多様なバリエーションをもつ。

1) フルバック: 股上が深く、おなかとヒップ全体を包み込むショーツ。

2) ビキニ: 股上が浅く、サイドが狭い帯状のショーツ。

3) スキャンティー: きわめて丈の短いショーツ。通常のショーツより接触面積の小さい下着のこと。

4) ハイレグ: 前身ごろの脚ぐりが大きな角度をもっているショーツ。

5) ボーイズレングス(ボーイレッグ): 脚ぐりが水平になったショーツ。

6) 五分長:膝上丈のショーツ。

7) 三分長:膝より半分の短さのショーツ。

8) 壱分長:ボーイレッグとほぼ同じ丈のショーツ。

9) ローライズ(ヒップハンガー):

 股上を浅くして、ローライズパンツなどを着用する際に,外に見えないようにしたショーツ。 

10)バックレース: お尻の裾にレースを用いて、デザインのアクセントにするとともに、後ろのショーツラインを目立たなくしたもの。

11)ヘム: レースやテープ、縫い目なしに端を処理してショーツラインを目立たなくしたもの。

12)シームレス: 立体編みにより、サイドに縫い目のないショーツ。

13)サニタリー: 生理用ナプキンの使用を前提とし,全体のフィット感を高めるとともに,クロッチ部分に防水加工を施してあるショーツ。

14) タンガ: 前身ごろが小さな三角形になって、サイドが紐状のショーツ。アウターに響きにくい。

15) Tバック: サイドおよび後ろ身ごろが、狭い幅のショーツ。アウターに響きにくい。男性の性的好奇心をそそるデザインでもある。

16)パンドルショーツ: 女性用の褌。

17) Gストリング: クロッチ部分から後ろ身頃の部分が紐のように細くなったショーツのこと。

18) ひもパン: サイドがひものように細くなっていたり,紐またはリボンなどで結ぶようになっているショーツ。

19)オープンクロッチ: クロッチが開いているもの。和装、あるいはカップルの遊戯用。

20)ユニセックス: 男女同一デザインのショーツ。いわゆるペアルック。

21)ペア: ブラジャーやキャミソールなどとの同一デザイン。上下おそろい。

22)スイムショーツ(スイムサポーター): 水着を着る際に履くショーツ。色は白、ベージュ、黒など。股布が縫い付けられていない水着を着用する際につける。

以下,主なショーツの特徴を述べる。

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2007年02月05日

スキャンティーショーツ

 スキャンティー(scanty)は、きわめて丈の短いショーツ。通常のショーツよりさらに布地の面積の小さい下着のこと。履きこみの浅いタイプ、つまりスーパーローライズで、紐状に脇の布が細いものがスキャンティーと呼ばれる。

 しかし,これは和製英語で、もともとscantyとは、「乏しい」「足りない」という意味の英単語。 デザイナーで画家の故・鴨居羊子が1955年に自らがデザインした下着に付けた名前である。

 当時は下着といえば白が主流で残りのほとんどは肌色が常識であり、鮮やかな色のついたものは性産業か一部の好事家以外には敬遠されていたが、発売にあたって『画期的な七色のパンツ』というコピーで宣伝された。1980年代前半に特に流行し、その当時の若い女性は誰でも普通にはいていた。

 普通のコットンショーツ(M)が、横28cm、縦26cm程度の用寸であるのに対し、スキャンティーショーツ(M)は、横19cm以下、縦16cm以下である。メンズ用もある。現在のショーツは、お尻を包み込むようにデザインされているため、ハイレグタイプでウェストラインが高く、大きな形状になっている。

 それに対し、スキャンティーは履き込みが浅いため商品によっては、お尻の割れ目が見えてしまうものもある。サイドの深さも1.5cmから5cmと浅い。現在では、冷え症防止という健康上の理由やパンツ、タイトスカートに下着のラインが映らないようにというオシャレの観点から、深くお尻を包みこむデザインの方がよいと言われているので、スキャンティーは実用向きではないようだ。

 どちらかというと見た目重視タイプで、性的なイメージがつきまとっている。

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2007年02月06日

ハイレグショーツ

 ハイレグとはハイレグカット(High leg cut)の略。(特に女性の)下着や水着で股間を覆う布部分の三角形が鋭角をなしているものを指す。

 日本でも1980年代半ばから女性のハイレグ・ワンピースの水着が流行した。大胆なカットが人目を引くとともに、足が長く見えるという効果があった(オリンピックなど競技で、水への抵抗を少なくするため、ハイレグ水着が採用されたことも流行の一因かもしれない)。

 レースクイーンもハイレグのレオタードを着用した。 1990年前後はハイレグワンピースの全盛時代であったが、その後、ビキニの復活やパレオとの組み合わせなど、水着も多様化してきている。

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2007年02月07日

サイドひもパンショーツ

 サイドがひものように細くなった女性用ショーツまたは、サイドが紐またはリボンなどで結ぶようになっている女性用ショーツをさす。通常は、後者の意味に使われる。「横ひもショーツ」ともいう。英語では、side-string panties, side-string bikini などは前者の意味に使われることが多く、後者の意味では、side-string sarong, tie-side bottoms などという。

 ショーツの中でも比較的嗜好性の高いデザインに属する。セクシーな印象を与えるため, 男性の多くが,このタイプのショーツを好む傾向がある。かつては、ストリップショーなどエロティックな遊戯的意味合いが強かったが、デザインの一種として一部に受け入れられつつある。最近では,自ら好んで着用する女性も多い。

挿入前にショーツを脱がせる作業は, 意外に手間取ることがある。脱がせたショーツは,女性の膝を通して, 脚から抜かなければならない。 サイドひもショーツはその手間を省いてくれる。サイドのひもをゆるめるだけで陰部が露出し, すぐに挿入を行うことができる。

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2007年02月08日

Tバックショーツ

 Tバック(ティーバック, T-back)は、本意としては競泳水着の背中部分がT字になっている物を言うが、本稿では下着や水着のボトム形状を指し示す。後ろ身頃の生地がひも状になっているもののことを言う。

 通常の一般的なショーツよりも後ろ身頃の生地の面積が小さく、紐ぐらいの幅しかないため非常に露出度が高い。後ろは生地の幅が狭いため、尻が丸出しになり、尻間に生地が食い込むのが最大の特徴である。

 もともと、ブラジルの先住民がアマゾン川で漁をする際にカンジェロと呼ばれるうなぎの一種が肛門から侵入することを防止するために穿いていたふんどしのようなものが、その源流である。

 20世紀の前半からストリップ・ダンサーなどは身につけていたが、一般には1970年代、南アメリカ、特にブラジルで、水着から流行が始まったものである。下着としても用いられ、素材は布製のほかに革製の物もある。

「Tバック」という表現は日本独自のもので、後ろから見た形がアルファベットのTの字に見えることが由来と言われる。 G-string (英)、thong (英)、tanga (英、西)など様々で、これを受けて日本語でもタンガがより正しいとされることもある。フランス語では「ブラジル風」という表現もある。

 白色のスカートやズボン(パンツ)などのボトムスからショーツが浮き出て見えることがある。これは,俗に「パンティーライン」とも呼ばれフェティシズムの対象ともなっている。そのため,多くの女性はこれが見えないように工夫するが,その手段としてTバックショーツを着用することがある。

 Tバックは後ろの生地が小さいため、ズボンやスカートなどを履くとき、アウターに響きにくい。そのため,近年では若い女性の使用者が増えているようである。また露出度が高いためセクシーランジェリーとして使用する女性も多く、男性でも男性用のTバックを愛用している人も多数存在する。

 一方、Tバックは後ろの生地が肛門とこすれ合いやすい構造になっていることから、長時間の着用で不衛生な状態になりやすい。肛門から付着したバクテリアの繁殖により尿路感染症に結びつく可能性や、きつめのローカットジーンズでのTバック着用により痔や肛門の裂傷を引き起こす原因になる可能性も指摘されており、着用者は注意する必要がある。


 小林製薬が2002年に実施した消費者アンケートでは、16~39歳の女性でTバックショーツを37%の人が所有しており、そのうち月1回以上使用している人が半数近くいるという結果が出ている。

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2007年02月09日

サニタリーショーツ(生理用ショーツ)

 特に女性の生理時の衛生に考慮して作られているショーツのことである。
 通常のショーツと違い,以下の3機能を重視して設計されている。
  
 1)吸収: 経血をすみやかに吸収し、かぶれを防いでドライ感を保つ。
 2)防水: 経血が他の衣類、寝具、椅子などに付着するのを防ぐ。
 3)フィット: 体の姿勢や動きにかかわらず、陰部がナプキンにしっかりと      フィットし,吸収・防水がが正しく働くようにする。

 通常はナプキンに吸収と防水機能を、また、サニタリーショーツに防水機能の補完とフィット機能とをそれぞれ担わせる。

 通常、サニタリーショーツの内側クロッチ生地には防水性のあるシートを使用する。これは、ナプキンの防水機能を補完し、また、ショーツ洗濯時の手間を軽減する。

 さらに、ストレッチ性の高いショーツ身生地と伸縮性の乏しいナプキンとの間で、ほどほどの伸縮性を持ち、ナプキンの位置を安定化するのに役立つ。

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2007年02月10日

サニタリーショーツの分類

1)ナイト:

  防水布を背側のウェストまで伸ばして、お尻への後ろ伝い漏れを防止。

2)ダブルクロッチ:

 クロッチ布の内側と外側の縫いつけに空きがあり、羽付きナプキンの羽をしまえるようになっている。美的な面のほか、羽による横伝い漏れや脚部のすれを防止。

3)ボーイレッグ:

 脚口のカットが水平なもの。構造上、後側クロッチラインが目立ちにくい。通常、ダブルクロッチ構造にする。

4)はぎ合わせ:

 後ろ身ごろをクロッチ部まで伸ばし、前身ごろと直接はぎ合わせたもの。後側クロッチラインの布の重なりが少なく、クロッチラインの位置を高くしても、その縫い目が目立ちにくい。主に昼間の座り姿勢用に適する。また、ナイトタイプに用いると、後側クロッチラインが存在しなくなる。

5)シームレス:

 立体編みによりサイドに縫い目のないもの。ラインがきれいで、「はぎ合わせ」タイプの特徴もあわせ持つ。

6)バックギャザー:

 お尻側の中心にギャザーを入れて、ナプキンをリフトアップし、お尻にフィットさせる構造。お尻の中心線がくずれにくい。

7)通気性防水シートタイプ:

 防水布に通気性がある。蒸れによるかゆみやかぶれに効果がある。

8)コットンクロッチ:

 クロッチが防水布でなく、綿でできているもの。サポート性が高いストレッチ系生地のボーイレッグ型ダブルクロッチタイプに多い。通気性が高く、蒸れによるかゆみやかぶれがおきにくい。

9)ジュニア: 中学生までの使用に適したデザイン。

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2007年02月11日

サニタリーショーツの身生地

 サニタリーショーツは、身ごろと内側クロッチ用防水布からなる。身ごろは、フィット感を与えるため、伸縮性のあるものが使われ、綿主体のものでは、綿ポリウレタン混紡のストレッチ天竺、フライス、リブなどが使われる。

 よりデザイン性の高いものでは、ツーウェイトリコット、サポート性を高めたものでは、パワーネットなどが使用される。また、防水布には、ポリエステル、ポリウレタンなどを用いた通気性のある不織布、微細繊維織物などが使用される。


 夜間就寝時の安心のため、高い吸収力をもつロングナプキンが開発されたが、これを昼間の活動時にも利用する女性が増加している。長時間にわたる行動の自由や失敗の少なさなどの利点が、値段の高さや取り回しの難しさなどの短所を上回ると考えられるからであろう。こうしたことから、ロングナプキンの昼間利用をより快適にする、高機能なサニタリーショーツも開発されている。

 ロングナプキンの厳密な定義はないが、おおむね全長25cmを越すナプキンで、中には40cmを超えるものもある。昼間用と同様に薄型のスリムタイプと通常の厚さのものとがある。形状は、ショーツに安定して固定するため、クロッチに対応する部分に左右にサイドウィング(羽)をもつものが大部分である。

 また、後ろ側に向かって幅が広がるものが多く、バックガードと呼ばれる。また、後端の幅が特に広い場合には、バックウィングとも呼ばれる。就寝時に利用する場合は、通常、ナイト用サニタリーショーツと併用される。このようなロングナプキンを昼間に利用する場合には、就寝時とは異なるいくらかの困難が伴う。

通常のサニタリーショーツでは、ロングナプキンの後端(バックガード部)がクロッチ部をはみだして、伸縮性の高い後ろ身頃にまたがってしまう。このため、装着時や装着中の体の動きにより、ナプキンが波打って体とすき間が生じ、漏れの原因となったり、活動時に違和感をもたらしやすい。また、ショーツの後ろ身頃は生地が薄く、ナプキンの厚みによる段差がそのままアウターに響きやすい。

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2007年02月12日

ナイト用ショーツと高機能サニタリーショーツ

一般のナイト用ショーツは広く長い防水布をもつため、ロングナプキンであっても、その全体を固定できるが、昼間利用時には蒸れやすく、また防水布が肌と直接接触するところでは、かゆみなどのトラブルを引き起こしやすい。さらに、防水布は伸縮性に乏しいため、ヒップラインやヒップの中心線があいまいになり、アウターへの影響が出やすい。

 高機能サニタリーショーツは、通常のサニタリーショーツに比べて通気性・弾力性の高い生地を用い、蒸れを抑えながらナプキン全体を運動時にも安定して体にフィットさせるとともに、アウターへの影響を最小限にする。クロッチ部はナプキンの羽に適したカーブのダブルクロッチ構造をもち、ナプキンをショーツにしっかりと固定する。

 また、身頃はすべりが良く通気性の高いマイクロファイバーや弾力性が高いパワーネットなどの生地を組み合わせて用いる。いわばサニタリーショーツとガードルの両機能を合わせもつともいえる。このようにして、ナプキンバックガード部全体を臀部に密着させてヒップラインを整え、また、バックギャザーなどでナプキンバックガード部のセンターを体側にリフトアップして漏れを防ぐとともにヒップの中心線をきれいに保つ。

 高機能サニタリーショーツは、経血の量が多い女性の自由な活動にとって大きな助けとなるが、価格がやや高く、また、デザインや色などの選択肢が乏しいのが難点である。

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2007年02月13日

水泳用アンダーショーツ

 女性が水着を着用する際,水着の下に着用するショーツのこと。陰毛の露出や陰部が間接的に透けることを防止するのが目的である。

 通常のショーツとほとんど同じような形態だが,より伸縮性に富み,フィット感に優れている。男性用と異なり女性用は色が白であるとは限らず、ピンク色なども設計されている。これは下着のショーツに近いことから、デザイン性を考慮したと共に、白であると汚れが目立ってしまうということを考慮されているものである。

 男性とは異なり、女性は性器からの分泌物が排出されることがあり、性器に密着させるサポーターは汚れやすいといえる。仮に白であれば、粘性の高い分泌物等がサポーターに付着すると、洗浄しても落ちにくくなってしまう。

 また、このようなデリケートな女性器に密着させることから、素材はポリエステルのみならず、コットンも用いられている。つまり、女性器の密着する部分をコットンにすることで、デリケートな性器に不快を生じさせないようにし、あるいは女性器から排出される粘性の高い分泌物がポリエステルに付着するのを防止することができる。

 女性用のサポーターは男性用と異なって伸縮性のあるポリプロピレンを用いていない。仮に伸縮性素材を用いれば、臀部や陰門付近の谷部分が圧迫され、恥丘部分の膨らみが強調されてしまう。

 また、陰唇部分を圧迫することで女性器に不快を生じさせる。これでは、陰部や性器の露出や間接的に透けることを防止するという目的を達成できなくなってしまう。 そこで、伸縮素材ではなく、かつ撥水性のあるに留まるポリエステルを用いている。

 なお、女性用アンダーショーツも、男性用と同様、水着の形態に対応して、股繰りを上部に切り込んだハイレグの形態も設計されている。

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2007年02月14日

マイクロビキニ

 マイクロビキニ (Microkini) は、着用する者の身体の最小限の部分だけを覆うよう、大胆にデザインされた水着であり、ビキニの一種である。熱帯の部族が着用したごく小さな衣類に基づいて形作られている。1995年には過激なデザインのマニアのオンラインのコミュニティにおいて、マイクロキニと呼ばれるようになったが、しばしばマイクロビキニとも呼ばれている。

 マイクロビキニは、幅の狭いTバックや、性器を覆うだけの細い布地が付いたGストリングなどが一般的であり、従来からあるTバックの水着はこれらに対して保守的にも見える。

 1970年代初頭にカリフォルニアのベニス・ビーチにおいて、裸でいることを禁止する法律が制定されてから、ビーチの常連たちは、新しい法に適応するために小さい水着を作り始めたことがそのはじまりである。手製の水着は、小さすぎたり、布地の再利用などによるもので、質的に劣るものもあった。1975年頃に、地元のビキニ店がこの考えを採り入れて、現代的な素材を使用した、より実用的なスタイルのものを作るようになった。

 マイクロビキニはヌーディズムと旧来の水着の中間に位置するものであり、法的な制約の枠内で最大限に挑発的な水着として発展した。1990年代以降、世界において何十ものメーカーが男女のためにマイクロビキニを生産している。

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2007年02月15日

ブルマー

 学校教育の体育の授業の運動時に着用する体操着としてや、スポーツ用パンツとしても広く用いられる。また、女子バレーボールの選手、部員が試合、練習ではくユニフォームパンツもあり、用途に応じてバレーブルマ、バレーショーツと呼ぶこともある。その他、チアリーダーが穿くコスチュームパンツでもある。

 元々健康的で女性解放の象徴でもあったブルマーであるが、現在は受難の時代である。
 以前から、一部のフェティシズム的な性的特殊嗜好を持つ人々が白衣や制服などと共に体操着(ブルマーやスクール水着等)もその特殊嗜好の対象となっていた。また、それらを取り扱う特殊販売店に自分の制服等を売るブルセラ問題などが起き、ブルマーのイメージを悪くする原因となった。

 また、男女同権運動論者、ジェンダーフリー教育論者の中の急進派には、自論をいびつな変形させ、体育の授業時も男子・女子とも同じ運動着を着るべきである、云々の極端な主張をする人々もあらわれた。

 これらの動きにマスコミも追従し、元々非難される所以もなかったブルマー自体が抹殺すべき対象となり、1990年代以降、次第に学校の場から消えていくこととなる。

 ブルマー追放のピークは、1994年-1996年で、新聞にブルマー廃止を訴える女子中高生の投書が掲載されたり、東京都小平市議会では、女性議員がブルマーを政治問題として取り上げたりもした。誰かがブルマー廃止を切り出すと、学校と保護者がいっぺんで合意した。

 現在ではブルマーの代わりに、ハーフパンツを学校の体操着として規程するのが多数派となってきている。

 現実の校庭からはほぼ完全に消え失せたブルマーであるが、その事が却ってオタク・サブカルチャーにおける地位を高める事になり、いわゆる萌え属性のひとつとして確固たる地位を占めている。

 ブルマーによってくっきりと見える臀部のラインや太股などが人気の背景にある。学園物の成年コミックやアダルトゲームにおいてはいまだにキャラクターにブルマーを着用させているケース(場合によっては全年齢が視聴可能なコミックやゲーム、アニメでも)が多く、ブルマーに対するフェティシズムを前面に押し出した「ブルマー物」と呼ばれる作品ジャンルすら存在する。

 また現在もコスチュームショップやブルセラショップでは購入可能であり、収集するマニアがいる他、コスプレ物AVやイメクラにおいても高い人気を得ている。

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